【新唐人2012年6月16日付ニュース】最近、中国の乳製品大手の伊利集団の粉ミルクから基準値を超える水銀が検出。一方、5月にもソーセージから蛆虫が発見された食肉加工大手・双匯集団のソーセージから、再び蛆虫が発見されました。
中国メディアによると、乳製品大手の内モンゴル伊利実業集団のブランド“全優”(QuanYou)の粉ミルクから基準値を超える水銀が検出されたそうです。
6月14日、伊利集団は2011年11月から2012年5月に製造した問題の粉ミルクを全部回収すると発表。情報によると、伊利集団の粉ミルク製品には金罐、金装、妊婦、普装、全優など5大ブランドがあり、中でも全優シリーズは商品種類が最も多いブランドです。
ほぼ同じ時期、食肉加工大手の双匯集団のソーセージを食べた四川省成都市の14歳の少年が嘔吐や下痢で入院しました。市民によると、同じロットのソーセージを開封したときは異常を感じなかったものの、翌日見たら蛆虫が発生していたそうです。
中国メディアの報道によると、ある市民がソーセージから死んだ蛆虫を発見。ソーセージを食べたこの市民の妊娠中の姉は下痢を起こし、結果、子宮収縮を起こして流産したそうです。
14日、双匯集団は声明を発表し、一日のうちにソーセージから蛆虫が発生するのは不可能で、真空包装の破損で空気に触れ、更に蚊やハエなどの外部汚染源があるときのみ、蛆虫の発生が可能であると反論しました。
現在、スパーマーケットやメーカーなどがこの件について調査を行っているそうです。後を絶たない食品の品質や安全問題には、中国人さえも恐怖を感じ、運悪く被害者にならないよう、祈るしかないようです。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)